スポーツ関連疾患とは
スポーツ関連疾患とは、スポーツに伴い発症した障害や外傷のことをいいます。
対象となる疾患は、スポーツによる外傷・障害です。膝・足・肩・肘などの関節が主な治療対象となります。具体的には、野球肩、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、腰椎分離症、膝半月板損傷、じん帯損傷、肉ばなれ、アキレス腱断裂等の診断・治療を行います。
当院の治療方針
スポーツ障害やスポーツ外傷をはじめとする運動器疾患の治療に際し、当院が最重要視していることは「機能診断と保存加療の重要性」です。
保存加療とは、手術加療以外の治療を指しリハビリ・内服・ブロック注射・装具治療・生活環境の改善などがこれに当たります。
もちろんすべての疾患が保存加療にて治療できるわけではありませんが、反対にすべての疾患が手術加療にて解決できるかというと当然ながら不可能だと思われます。
つまり、手術でしか取れない症状と手術では取れない症状が多くの場合混在しうると考えます。一つの疾患・一つの症状には実は様々な原因が密接に関与しており、たとえ同じような症状であっても、原因は全く違うということもあります。この原因を一つずつ解明・解決することが治癒に繋がると考えます。
当院のトレーニング機器について
明るく開放的な当院自慢のリハビリルームです。 ゆったりと治療をして頂くため、約40坪のスペースとなっております。最新の医療機器を数多くそろえ、患者さまの症状やご要望に合わせたリハビリを行います。
レッグエクステンション
高齢者には膝関節の可動域が狭くなっている場合が多く見られます。運動により、可動域を広げ、大腿四頭筋、特に内側広筋を強化し、歩幅が広がり膝が安定します。
ローイング
広背筋、菱形筋を強化して、高年齢者特有の円背(猫背)を予防・改善します。
アブダクション
腰周りの筋肉が弱くなると、体の安定性が悪くなりますが、骨盤の安全性を高めることにより、歩行や片足立ち時のふらつきを解消し転倒を予防します。
レッグプレス
下肢筋全般の筋肉を強化し、立ち上がる、座る、しゃがむ、歩く等の動作、日常生活に必要な筋力を強化します。足を固定しシートが可動する構造により、実際の動作により近い運動が行えます。
ストレッチングベンチ
ストレッチングベンチは誰でも簡単に効率よく、下肢筋群のストレッチを行うことができるように工夫して開発されたベンチです。大腿後面、ふくらはぎ、腰、背中の筋緊張を軽くするのに最適で、高齢者の筋力向上にも最適です。
ツイストチェア
上半身の体重を免荷した状態で、胸椎部を中心とした回旋運動を行うことで、脊柱の弯曲が改善し四肢の筋緊張軽減が期待できます。
フレックスチェア
グリップを握り頭部の動きを抑えながら不安定座面で骨盤動かし、正しい骨盤運動が簡単におこなえます。座面が360°全方向に傾斜するため、骨盤帯につながる筋のリラクセーション及び脊柱弯曲運動を引き出すことが可能です。
ストレッチングスティック
ストレッチングスティックの上に仰向けに寝て、フラット面に後頭部がくるようにします。深呼吸を行い呼吸のリズムを通じて胸・背中・肩周囲の筋緊張を軽減します。
エアーフリッパー
エアーフリッパーを手に装着し、肘を直角に曲げた体勢を片腕につくり、正面から左右に約45度くらいの範囲を往復します。非常に負荷が小さく、すべての動きにインナーマッスルが働き効率的に鍛えられます。